酸化を防止したい
アルミを使用しないパッキンでガス透過率の低いパッキンがないか調べて欲しいとのご要望があり調査をしましたが「ない」という事がわかりました。化粧品にとって「酸素」そのものが素材に悪影響を及ぼすのでガス透過率の低いパッキン素材が欲しいとのことでした。それまでは、パッキンは漏れなければ良い、中身を保持できれは良いとしか考えていなかったのですが、メーカー様はお客様に対してより「安心」「安全」な商品の開発のために、日々素材の改良努力されておりました。その時点では、使用目的の機能面ではアルミ貼りが一番適している事を説明させて頂きましたところ、メーカー様から「アルミには工業部材・食品のイメージが強くて容器がどんなに綺麗でも、蓋を開けた時にアルミ面が見えると、せっかくの商品イメージが台無しになるでしょう」と言われ、化粧品というものは中身はもちろん、容器の隅々まで消費者の方々に満足して頂かなければならないものだと感じました。
あれから5年、様々の企業様の努力とテストを繰り返し商品の完成に至りました。当時意見を下さったメーカー様にも大変喜んで頂きました。今後はこの商品が皆様に認知され大量に使って頂ければ、協力して頂いた企業様に恩返しができるものと考えています。この素材の開発にあたりご協力頂きました皆様に感謝致します。
HGLCパッキンのご紹介
【特性~その1】内容物の経時「減量」を抑制できる。
GLフィルムの水蒸気バリア効果のため、内容物の蒸散を防止、減量を防ぐ
【特性~その2】内容物の経時「変化」を抑制できる
GLフィルムの酸素バリア効果の為、内容物の酸化を防止、劣化を防ぐ
【特質】
優れた高バリア性能を有している
ガスバリア性 抗酸化機能が高く酸化防止となる/密閉性が高く減量予防となる
非金属バリア性能を有している
検知性 内容物に対する金属異物検査が可能
環境性 焼却時には有害物質の発生が無い